Van Verreのカンタ・マルチカバーの魅力に迫ります!

カンタとはインドのベンガル地方を中心に伝わる刺子刺繍で、古くなったサリーやハギレなどをパッチワークして、刺し子を施したテキスタイル。

布の合わせ方や生地の柄・厚み、ステッチの一針一針にいたるまで同じものはひとつもありません。表裏で雰囲気がガラリと変わるものが多いのもカンタのマルチカバーの魅力の一つ。

今回はインテリアスタイリストの石井佳苗さんに、伝統的な手工芸品の魅力を現代の暮らしにマッチするデザインを提案するオランダのブランド「Van Verre(ファン・ヴェーレ)」から仕入れたカンタのマルチカバーをセレクトして頂きました!

Van Verreのカンタの特徴はストーンウォッシュ加工がされていること!

ストーンウォッシュ加工で擦り切れた布の下から別の布が顔を覗かせ、抽象画のような美しい 色合いを作り出しています。

石井さんに今回のセレクトのポイントやVan Verreのカンタ・マルチカバーの魅力、実際にどのように使えば良いのか等、いろいろと教えて頂きました!

たくさんのカンタのマルチカバーの中から厳選して頂きましたが、セレクトのポイントは何ですか?

もうシンプルに可愛い!と思わず言ってしまうようなものですね。

Van Verreのカンタ・マルチカバーはニュアンスカラーの組み合わせが素敵なので、原色が多めのものは選んでいませんが、気持ちが上がるような暖色系のカラーのものが多いかもしれません。

また、パステルっぽい印象ではなく、「大人可愛い」ものを選んでいます。

石井さんは実際にご自宅でもカンタのマルチカバーを使われているとのことですが、どのようなものをお持ちですか?

私が持っているのは白ベースのシンプルなカンタと赤系のカンタです。

今回セレクトして頂いたものの中にも片面が白系のカンタがありますが、使ってみていかがですか?

柄物のカンタが主流なので、かえって珍しく、実はレアアイテムとして人気があるんですよ。シンプルインテリアがお好きな方は取り入れやすいと思います。

また、使っていくうちに擦れて、白系のカンタは色の変化をより楽しめますよ。

なるほど!「色の変化を楽しむ」ってカンタを選ぶ上で、面白い視点かもしれないですね。白系のカンタに限らず、柄が少ないシンプルなものって、柄やパッチワークが細かいカンタと比べるともったいなく感じてしまうのですが、それぞれに良さがあるんですね。

そうですね。経年変化を楽しめるというのは、カンタならではの良さですね。使っていくうちに、あ!こんな色が出てきた!という発見があって愛着が湧きます。

一生懸命きれいに使おうとする必要はなくて、どんどん気軽に使ってほしいですね。うちでも猫を飼っているので、ガリガリされることもあるのですが、むしろ味になって育っていく感じです!

例えば、こちらのカンタのクッション。

実際に10年以上使っているものですが、元々はピンクと黒の市松模様だったんですけど、黄色や青っぽい色が出てきたり。

想像してなかった色が出てくることもあるので面白いですよ。

また、今回セレクトして頂いた中で実際に何枚か石井さんのご自宅でスタイリングして頂きましたがいかがでしたか?

使ってみたいカンタの候補がたくさんあって絞りきれなかったですね。

個人的にはポイントで赤が入っているものが特に好きで、その中で使いたい場所や他のアイテムとの色味のバランスを想像しながら決めました。

石井さんに実際のスタイリングをご紹介いただきましよう!

折りたたんで、座布団のように使っています。柔らかすぎず、かたすぎず、座りやすいですよ。

木のベンチの座面に1枚ひいて、もう1枚は背もたれにかけてみました。落ち着いたワインレッドのカンタがアクセントになっています。

ソファにかけてみました。今回は広げて覆うように使うのではなく、折りたたんで部分的にかけています。

わざとざっくりと折り畳んで、かけるのがコツです。カンタらしい味のある部分は見えて楽しいでしょ?

 

 

こちらも2枚のカンタを折りたたんで、椅子の上に置くだけですが、これだけでも素敵でしょ?

マルチカバーというと広げて使うというイメージがあると思います。実際にソファやベッドの上で広げて使われる方が多いのではないでしょうか。でも、それだけではなく、折って使ってみたり、飾ってみたり、色々な使い方に挑戦してみてほしいです。

ありがとうございます!ご自宅の色々な場所で、色々な使い方ができそうですね!でも、こんなに選択肢があると、どんなカンタが部屋に合うのかわからなくて迷ってしまいそうです。カンタを選ぶポイントはありますか?

先ほどもお話ししたように、寝室で使ったり、リビングで使ったり、色々な場所で使うことができます。また、表裏で色味や柄が違うので、雰囲気がガラッと変わるのもカンタの特徴ですよね。

例えば、片面は紫系でお花柄がポイントだけど、もう片面は薄い水色系でチェック柄、というように表裏で系統が違うんです。

ですので、いきなり「この部屋でこういう使い方をするなら、どのカンタかな?」と選ぶのではなくて、まずは自分の「これ好き!」という色や柄のカンタを直感で選んでみてほしいです。

その中で使いたい場所や他のアイテムとのバランスを考えながら決めていくのがオススメです。一点ものだから「直感」って大事なんです!

ご自宅のソファやラグの中に入っている色の同系色だと合わせやすいですが、中間色や反対色も面白いですし、私は自分の中の好きを大切に、直感で選んで、それを部屋のどこでどう使うかを考える時間も含めて楽しんでいます。

石井さん、貴重なお話をありがとうございました!みなさまのカンタ選びの参考になりますように。