オルネ ド フォイユ:フランス雑貨やアンティーク家具のインテリアショップ

古川梨花さん
Enchan-the' オーナー

紅茶と言えば、イギリス。でも、紅茶専門店「Enchan-the'(アンシャンテ)」が扱うのは、フランスの紅茶なんです。その特色は“香り”。フランスでは、砂糖やミルクを加えず香りや彩りを楽しむ、フレーバーティが愛されているのだそう。なんともフランスらしい楽しみ方!そんなフランス紅茶との出会いや魅力を、オーナーの古川さんに伺いました。

 

お茶の時間は旅すること

フランス紅茶の仕事をはじめて6年目になります。
いままでに飲んだ紅茶の量や、扱ったお茶の種類を振り返ってみて、自分の歩いて来た道が、ようやく少しはカタチになってきたのかなあと思えるようになりました。

普段は、やっぱり、お茶や仕事のことばかり考えています。好きなことを思い浮かべても、その場面にはいつでもお茶があるので、仕事と生活の境目が薄いのかもしれません。忙しければ忙しい時ほど、ホッとできるお茶の時間がうれしく思えるし、お茶の時間って、人生に欠かせないぐらい大切なものだと思っています。

「お茶の時間は旅すること」

フランス紅茶を通じて出会った多くのフランス人から教えてもらった言葉です。リラックスしたお茶の時間には、想像力も豊かになるので、紅茶の心地よい香りや味わいをヒントに、遠い国へも、過去に出会ったある時間にでも、心の赴くままに旅することができるという意味です。

本物の旅も大好きですが、お茶の時間も同じくらい好きです。旅が自分を取り戻す時間だとすれば、お茶の時間も、自分に戻れる時間。そんな風に思います。普段はあまり意識をしないことかもしれないけれど、無くなっては困るもの。そういう存在であるお茶を扱えるのが、何よりもうれしいコトです。



2002年の早春、フランスの滞在先で入れてもらった一杯の紅茶によって天から今の仕事が降ってきた……というのが、嘘のような本当の話です。

その紅茶のうっとりするほど良い香りと、心にも体にも深く染みる温かさ、おいしさに感激して、それを売っているというお店を訪ねた時から、《フランス紅茶にかかわる仕事をする》というレールが敷かれていたようです。

南フランスにある師匠たちのお店では、たくさんの勉強をさせてもらいました。紅茶の香りに溢れたその素敵な空間にいることが、本当にシアワセでした。

カウンターの内側から、お客さんの紅茶を選んでいる時の楽しそうな顔や買って帰る人たちの満足そうな顔を見た時、紅茶によって、楽しいこと、うれしいこと、豊かな時間をたくさんの人たちに提供できることを知りました。

今でも、「フランスから運ばれて来たお茶が、さまざまな人たちのテーブルの上でどんな風に飲まれているんだろう? 紅茶の袋を開けた時にパ〜ッと広がる良い香りや、カップから漂う香り、フランス紅茶の味わいを楽しんでいただけているかな?」と、想像するだけで、うれしくなります。

新しい味を知ること、いろいろな味を楽しむことは、いろいろな人生を味わうのと一緒。フランスでは、そういう風に表現します。たくさんのお茶と出会ったら、出会っただけ、毎日が豊かになると思います。そんなことをフランス紅茶の魅力とともに、多くの人たちに伝えられたらと思っています。

昨年、取引先を訪ねた帰りのタクシーで、女性ドライバーさんから言われました。
「あなた、お茶の良い香りがするわよ。」
この仕事をしていて良かった。と、思えた瞬間でした。

 

PROFILE
古川梨花 RICA FURUKAWA 東京生まれ
アンシャンテ・ジャポン代表

フランス滞在中に「フランス紅茶」と出会い、南仏の紅茶専門店にて学ぶ。2002年、フランス流紅茶専門店 Enchan-the'/アンシャンテを創業。フランスのメーカー数社と契約し、輸入販売業を営む。「フランス紅茶」の魅力を日本中に広めるべく、日々邁進中。同時に日本茶インストラクターの資格を持ち、日本茶の魅力をフランスに伝えることも目標にしている。
ホームページ http://www.enchan-the.com/


イベントのお知らせ

「フランス流 紅茶とお菓子のある暮らし」
2008年3月20日(木祝)〜3月30日(日)

オルネ ド フォイユにて、Enchan-the'さんの紅茶の
イベントを開催します。コラムを読んで、フランスの
紅茶に興味を持たれた方は、是非いらしてくださいね!

詳細はこちら

 

 

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