まるでパリジェンヌのような美しさ-Astier de Villatte Fair-

11月より開催しておりますAstier de Villatte Fairの装花をフラワースタイリストの増田由希子さんにお願いしました。

そこで今回は装花のポイントやAstier de Villatte の花器とお花の合わせ方について教えて頂きました!

今回の装花ではどのようなイメージで花や葉物を選ばれたのですか?
一輪だけでも存在感のある花をメインに、そして色使いに気をつけながら選びました。
存在感のある花というのは、それ自体に主張があります。
それは私の中の「フランス人女性」のイメージでもあります。

 

 

 

メインの花の色は、レッドとコーラル。
どちらもはっきりとした色ではあるけれど、鮮やかというよりもくすんだ色使いです。
パリの街に似合いそうな色を選びました。

グリーンはビバーナムティナスという実のついたものとダスティーミラーというシルバーリーフを。
シルバーは冬を連想させるので、今の季節に合わせて選びました。

アスティエの花器に合わせる時のポイントはありますか?

アスティエの花器は、日本にあってもフランスを感じさせ、花を生けることで独特な世界観が生まれます。
どんな花も素敵に見せてくれるので、こういう花を選んだ方が良いというのはありませんが、例えば、一輪なら存在感のある花を、可憐な草花ならグリーンを足して、花器の存在感に負けないボリューム感を出した方がより素敵になると思いますよ。

いけるときに気をつけることはありますか?

いけるときは「丁寧に美しく」

いけ方はその花によります。
その花のどこをみせたいのか、その花の良さを引き出してあげること。
花顔を美しく見せたければ、丈は短く
すっとした茎、姿全体の美しさを見せたければ、丈は長く。
「美しくいける」というのは、その花の良さを引き出してあげることです。

アスティエの花器はそこにあるだけで美しく存在感があるので、オブジェのように飾っておいても素敵ですが花を生けることでよりお互いの美しさが引き立つのではないでしょうか。

花の良さを見極めること。これは前回も教えて頂きましたね。

いつも花をカットするときに迷ってしまうのですが、何を見せたいのかが大事なんですね。

そして最後に遠くから全体を確認してください。
花器とのバランスはおかしくないですか?

花と花器だけではなく、それを置く場所。
インテリアとのバランスも考えながら、いけられるようになれたら完璧です!
花は全てのバランスで決まります。

最後に2階も素敵に演出してくださいましたが、どのようなイメージで作られたのですか?

2階は静まり返った、冬の森をイメージしています。

時折粉雪が舞う
風の音はしない
森は深い眠りについている
冷たそうに感じられるけど、一歩一歩中へ進んで行くと
包み込まれるような暖かさを感じる

大きく息を吸い込み、耳を澄ます。
針葉樹林の香り
植物たちの息づかい
この場所に立っているだけで心が落ち着くようなあたたかい冬の森

そんな世界を表現してみました。

またヴァイオレットレッドを加えることで、幻想的な世界観を演出しました。
植物ではあるけれど、現実にはない色で
今までに誰もみたことがない森に仕上げています。

 

1階の装花はもう残念ながら、ほとんどご覧頂くことはできませんが、2階はまだご覧いただけますので増田さんの世界観をぜひ感じてみてください。