SOUVENIR de PARIS 朱美さんに聞くモロッコラグの魅力

今回はSOUVENIR de PARISの山端朱美さんにモロッコラグ、特にボシャルウィットとザナフィについて、現地モロッコを知る朱美さんならではの視点で魅力を語っていただきました!

*ボシャルウィットとは?*
モロッコ各地のベルベル人女性達によって織られています。
「シャルウィット」はベルベル語で端切れという意味で、服の端切などのリサイクルクロスが織り込まれています。
ベルベル民族が遊牧生活から定住生活へと生活スタイルが変化していく中で、羊を飼う必要がなくなり、ウールの代わりに自分たちの古着を裂いて織りはじめたそうです。
元々は自分たちの生活のため、嫁入り道具として織られていたものですが、アート性も高く世界的にも評価が高まっています。

ボシャルウィットは裂かれた布が毛足としてふさふさしており、足触りが良いのが特徴です。 裏面も丁寧に織られています。

朱美さんの考えるボシャルウィットの魅力とはどんなところですか?

もともとの素材が1点1点違いますし、色の合わせ方や柄などは織っている職人の感性によるので、全く同じものが存在しないところですね。
彼女たちの発想は非常に豊かで、まるでひとつの絵のようだと感じました。
カラフルで、気持ちもお部屋の雰囲気も明るくなりますよね!

実際にお部屋に取り入れる時は、たくさんの色が入っているので、その中から印象的な色を選んで、つなげてリンクさせると空間にまとまりが出ますよ。
例えばピンクが入っていたら、ピンク系のクッションと合わせてみたり、グリーンが入っていたら、本物のグリーンをそばに置いてみたり。
色物は難しく考える必要はなくて、色をひろって、つなげて、リンクさせる、これがポイントだと思います!

実際にモロッコの織物工場にも行かれたとのことですが、いかがでしたか?
NHKの「世界はほしいモノにあふれてる」の取材で、モロッコの織物工場を訪ねたのですが感動しました!
こんな風に手間と時間をかけて、手織りで丁寧に織っているのに、こんな値段で買えるなんて良いのだろうかと思ってしまうほどでした。
一つ一つ三つ編みしたり、編み込んだものをさらに織り込んで立体的にしたり、細かくて丁寧な作業ばかりで、こうしてできた作品は大事にしたいなと改めて感じました。

*ザナフィとは?*
モロッコ国内でもタズナフトやブジャドなど各地で作られています。
素材はウールですが、毛足が短く年間通して使いやすいラグです。
しっかりと織り込んであるので、毛足が短くても丈夫で厚みがあります。
また産地によって違いますが、モノトーンや生成と青、生成とグリーンといったようにナチュラルカラーをベースにしたものが多く、お部屋に合わせやすのも特徴です。

朱美さんの考えるザナフィの魅力とはどんなところですか?

ボシャルウィットとは真逆で、モノトーンのように多くの色を使っていないからこその良さがありますよね。
わが家のインテリアはナチュラルな白。ベージュ・グレーがメインなので、ザナフィの質感や色味は好きです。
寝室などリラックスできる空間で合わせやすいですし、実際に私が訪ねたモロッコのリヤドでも、人を招くサロンや寝室で使われており、リヤド内でも場所によってラグのテイストを使い分けていました。

現地で、これは素敵だな!と思ったモロッコラグのスタイリングはありますか?

日本ではラグ=敷くものという印象が強いと思いますが、モロッコではもっと自由に使われています。

先ほどもお話ししたように、サロンや寝室で敷かれているだけでなく、ソファにかけていることも多いです。
小ぶりなラグだと、色味やテイストが似ているものを何枚か重ねて、大きいラグだと1枚をバッとソファにかけていて素敵でした!
それ以外にもラグをカットしてクッションにしたり、正しい使い方はなく、様々なアイテムに派生しているところが自由で面白いと思いました。

また、フランスやベルギーなどのヨーロッパのインテリアショップではラグをタペストリーとして壁面に飾っていましたね。

朱美さん、素敵なお話をありがとうございました!

22日夕方より、オルネセレクトのボシャルウィットとザナフィがWEBショップに入荷します!
気になる方は、この機会にぜひお気に入りのラグを探してみてはいかがでしょうか。

SOUVENIR de PARIS|山端朱美 

フレンチブランドに長く携わった後、フランスと日本を行き来しながらヨーロッパの古き良きモノを買付し販売するアンティークバイヤーとして活躍。ここ数年はモロッコにも足繁く通い、モロッコのインテリア雑貨の買付や商品開発なども行う。これまではお店を持たずに企業とのコラボ出店や定期的に都内のギャラリーでの個展にて主に活動。現在、オンラインショップオープンに向けて準備中。