オルネ ド フォイユ:フランス雑貨やアンティーク家具のインテリアショップ

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三田真由さん
TOSAKANMURI FOODS主宰

きっちりとテーマを決めて提供されるケータリング、知る人ぞ知るもっちりスパイシーなカレーパン……。「TOSAKANMURI FOODS」を主宰する三田真由さんは、今注目のフードクリエーターであり、ブーランジェ(パン職人)。一度聞いたら忘れられないその名前、気になっていた人も多いのではないでしょうか。そんな三田さんに、「トサカンムリ」にまつわるあれこれを書いていただきました。今回はシリーズ第一弾!!その名の由来が明かされます。

「トサカンムリをかぶって」

私が5歳になる頃の夏祭りの夜、ヒヨコのヒヨ太郎は我が家の一員となった。

私達は約9年間、寝食を共にし、よく笑いよく鳴き、沢山の思い出を作った。
寝食? はて? と思われるかもしれないが、
ヒヨ太郎は家の中で暮らしていたし、電車や車にも乗ったことがあって、
お蕎麦や玄米が主食で、生クリームたっぷりのケーキが好物で、
他にもまだまだあるが……。

それはそうと、ヒヨ太郎のトサカは、
カラスも羨むほどのそれはそれは立派な出で立ちであった。
そして、喜怒哀楽のバロメーター。
嬉しい時にはホカホカと使い捨てカイロのように温かくなり、
寂しいときにはまるで日陰のサボテンのようにザラザラと冷たくなった。

ヒヨ太郎は私より5歳も弟だったのに、
あっという間に私を飛び越えて大人になってしまった。
もちろん、ニワトリになってもヒヨ太郎という名前のまま。

月日は流れ、パン屋で働いていたある日。
バゲットの成形をしながら、ふと頭に浮かんだ疑問。
「トサカンムリって部首あったかな? クサカンムリみたいなの。」
「あったかな?」「あったかも?」「ないんじゃない?」
尋ねて返ってくる答えの語尾には、大抵?マークがくっついていた。
あるかもしれないし、ないかもしれないトサカンムリ。

すでに「食」の道に進むことを決め、屋号を探していた私は、
トサカンムリを「食」という字にかぶせてみる。
仲良しこよし、ヒヨ太郎自慢のトサカのカンムリを借りることにした。

これがTOSAKANMURI FOODSのはじまり、はじまり!!

(続く)

 

 

【お知らせ】
毎月1回、TOSAKANMURI FOODSのお菓子がオルネ ド フォイユに届きます!
入荷日時やメニューについては、フード販売のページやショップニュースのブログで
随時お知らせしてまいります。

PROFILE
三田 真由 MAYU SANDA
TOSAKANMURI FOODS主宰/フードクリエーター/ブーランジェ(パン職人)
1974年、京都府出身。武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 ファッションデザインコース卒業、同大学院修了。舞台美術の小道具制作工房を経て、「食を通して物づくりを表現すること」を目標に、都内のパン屋にて5年間修行。2006年、TOSAKANMURI FOODSを始動。2007年、活動の場を広げるためアトリエを移転し、現在に至る。
ホームページ http://www.tosakanmuri.com/

 

 

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