食材をつぶす、混ぜる、和える。日本料理に欠かせない調理道具、擂鉢(すりばち)。
鎌倉時代より焼き物の里として知られる、三重県伊賀地方。地元の優れた陶土を用い、一つひとつ手挽きで作る、伊賀焼の擂鉢です。
料理を仕上げたら、そのままテーブルに運んで、盛り付け鉢としても。
装飾を抑えた実用的な作りでありながら、器としての存在感が光ります。
食材をつぶす、混ぜる、和える。日本料理に欠かせない調理道具、擂鉢(すりばち)。
鎌倉時代より焼き物の里として知られる、三重県伊賀地方。地元の優れた陶土を用い、一つひとつ手挽きで作る、伊賀焼の擂鉢です。
料理を仕上げたら、そのままテーブルに運んで、盛り付け鉢としても。
装飾を抑えた実用的な作りでありながら、器としての存在感が光ります。
据わりがよく、安定感があります。
四寸、六寸、八寸の3サイズをご用意しました。
四寸(直径約12cm×高さ約5cm)
※別売りの擂粉木は12cm推奨(当店では取り扱いを終了しています)
ごまや香辛料などを擂るのにちょうど良いサイズ。
六寸(直径約18cm×高さ8cm)
※別売りの擂粉木は21cm推奨(当店では取り扱いを終了しています)
ドレッシングを作りたいとき、胡麻和えなど野菜と和えるときに。
八寸(直径約24cm×高さ約9.5cm)
※別売りの擂粉木は30cm推奨(当店では取り扱いを終了しています)
ボウルとして、盛り鉢としても活躍してくれる大きさ。
冷や汁やとろろ、そしてじゃがいもをつぶしてポテトサラダなんかを作るときにも重宝します。
注ぎ口にも細やかな工夫が施されています。
縁のすぐ下が溝になっています。食材を別の器に注ぐとき、この溝がキャッチして注ぎ口にうまく集まる仕組み。
また、注ぎ口を二段口にすることで、より切れをよくしています。一段目の口で切れずとも、二段目が切れを補ってくれます。
美しい櫛目。この櫛目にも釉薬を施しているため、食材が残りにくいのもうれしいポイントです。
底面の素地と黒飴釉のコントラストには趣があります。
底面がざらついているため、テーブルや調理台の上で引きずったり強く押し付けたりしないようご注意ください。布巾などを敷いて作業することで、傷を防ぎ、鉢がより安定し作業がしやすくなります。
食材を入れ、擂粉木の先で小さく円を描くように動かします。その動きを次第に大きくし、また小さくしながら、渦のようにまんべんなく動かすことで食材がよく擂れ、混ざり、ムラなく仕上がります。
いざ使ってみると、料理の幅を広げてくれる擂鉢。長く使いたい料理道具に仲間入りさせてはいかがでしょうか。
<最初にお使いになる際に>
・擂鉢の中を水洗いして、ホコリを落とします。また、水を通すことで擂鉢が適度に水分を含み、食材のにおいや色素がつきにくくなります。洗い流した後は、水分をしっかり拭き取って乾燥させてください。
・使いやすい擂粉木の長さは、擂鉢の口径の1〜1.3倍程度が目安です。
<お手入れ方法>
・ご使用後は、櫛目に沿って束子で食材をかき出し、水洗いします。金属製の束子は櫛目を損なう恐れがありますので、使用しないでください。
・食材を入れたまま放置すると、カビの原因となります。また、擂鉢の中に水分を入れたまま長時間放置すると、汚れが染み込み、においが残ることがあります。しっかり洗い流し、水気をよく切ってください。
・水気を拭き取ったのち、風通しのよい場所で裏返し、壁などに斜めに立て掛けて、擂鉢の内と外の両面をしっかり乾燥させてください。
・カビのにおいがついてしまった場合は、酢を用います。洗った擂鉢の八分目まで湯を満たして、酢を小匙二杯ほど加え、しばらく置いてください。酢の殺菌、消臭効果により、においが治まります。なお、浸け置く時間は、擂鉢の大きさやカビの状態によって加減してください。
・櫛目を損なわないよう、他の食器類とは重ねずに保管してください。やむをえず重ねる場合は、間に布巾などを挟み、櫛目が直接器と触れないようにしてください。
・長期間使用しない場合は、綿布などに包み、湿気の少ないところにしまいます。
平成9年創業。信頼できる国内の手工業と協働し、生活のための道具を生み出してきました。 そのアイテムは、人や環境に負担をかけず、使いやすくて生活に馴染み、使い終われば自然に還る「もの」。 ひとたび手に取れば、きっとあなたの生活の良き相棒になってくれるでしょう。