オルネコ文庫 vol.1
〜スタッフおすすめ猫の本〜

ねこ好きスタッフが多いオルネ ド フォイユで、
ひそかにゆるりと活動している「オルネコ部」。


今回は、そんな部員たちが愛読する、
猫にまつわる本をご紹介します。


その名も”オルネコ文庫”


不定期ではありますが、
のんびりと続けていけたらいいなと思います。


可愛いだけ…じゃない?奥深い1冊

『ちいさな手のひら事典 子ねこ』
ドミニク・フゥフェル著・いぶきけい翻訳(グラフィック社)

その名の通り、手のひらサイズの小辞典。「人間の手は子ねこをなでるためにある」という猫好き著者の、ねこ愛溢れるテーマ選びが魅力的な1冊です。

可愛くてちょっとユニークなイラストとともに、子ねこを迎えて暮らす秘けつや意外と知らないエピソードが綴られています。

装丁が可愛く、本棚に置いておきたいなと思い手に取った本です。
見た目の可愛さだけでなく、まさに事典のような内容も魅力で、意外に知らない猫に関する豆知識がたくさん載っています。読んでいると発見があり面白いです。

オルネコ部員 コサカ
(ねこ:茶太郎)


ふとした瞬間に、また手に取りたくなる

『一年の前の猫』近藤聡乃(ナナロク社)

漫画家・アーティストの近藤聡乃さんが、一緒に暮らす猫たちとの生活を綴ったエッセイ&カラーイラスト集。
元野良猫の母子2匹とのエピソードが描かれています。何気なく読み始めて、気づいたら最後まで読んでしまいます。

巻頭と巻末には別丁扉付き、特典シールも付いた小箱のような作品集です。いろいろな仕掛けがあるので、ぜひそれは手に取って確かめてみてくださいね。

ノンブルのイラストにほっこり


食べ物のこと、暮らしのこと、猫のこと…
気まぐれで、ちょっぴり切なさを感じる文章で淡々と綴られています。
読んだあとは、静かな余韻と猫への愛がじんわり溢れます。
近藤さんの繊細で魅力的なイラストと美しい装丁も楽しみのひとつ。
ふとした瞬間にまた手に取りたくなる、愛おしい1冊です。

オルネコ部員 マキタ
(ねこ:出雲)


あれ、うちの子に似ているかも

『ネコヅメのよる』町田 尚子(岩崎書店)

町田尚子さんが描く、“人間たちは知らない猫たちの特別な夜”のお話。主人公として表紙にも描かれているのは、町田さん家の猫ちゃん「白木(しらき)」。

実際に猫と暮らす作者だからこその描写力と、最後には「なるほど」と思える、ほっこりとしたエピソードが楽しい1冊。
絵本というジャンルを超えて、子どもから大人までいろんな方に刺さるのではないでしょうか。

絵本ならではのサイズで楽しめる、ダイナミックかつ繊細なイラストにうっとり


絵がとても綺麗。その中でもお気に入りのページは、様々な猫たちが描かれているシーンです。
たくさん出てくる猫の中に、ついつい自分の飼い猫に似た子を探してしまいます。
みなさんもきっと、「うちの子に似てる!」と楽しくなるはず。

オルネコ部員 トヨダ
(ねこ:ドラ千代・ねね子・カツヲ)


いかがでしたか?

気になる本や、読んでみたい本がありましたら
ぜひチェックしてみてください。

2025.8.4

手作りのおもちゃ

市販のおもちゃではあまり遊ばないので、手作りしています。

2匹でサッカーのように遊んで、最終的に家具の隙間などに入りこんで取れなくなるので、これまでに何個作ったかわかりません。
取れなくなった後にしばらくうろうろする2匹の後ろ姿に癒されています。

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