ランプに合う、電球の選びかた。

“ランプを買ったけれど、電球はどれにしたらいいの?”
デザインや好みだけでは決められない部分もあるので、少し注意が必要です。

今回は、電球選びでチェックしたいポイントをご紹介します!

まずは、ランプごとに決まっていることを確認

ランプ本体や、商品説明をチェック

照明器具に付いているPSEマーク(引掛けシーリングや本体裏面などに貼付)を見てみましょう。
オルネ ド フォイユの商品は、オンラインショップの各商品ページにも記載しています。

この表記に合わない電球を使用すると故障や事故の原因にもなってしまうので、しっかりチェックしましょう。

チェックする項目

①口金のサイズ

口金とは、電球のネジ状になっている金属部分のこと。
先ほどの画像では「E17」と表記されている箇所です。

このサイズが合っていないと、そもそも取付けができません!

一般的に多いのは、E26、E17、E11など。
数字が大きくなるほど、口金の幅が大きくなります。

② W(ワット)数

W数は、消費電力(エネルギー)を表します。

照明器具に「MAX40W」と記載があれば、40W以下の電球が使えるということ。
口金のサイズが合っていても、規定のW数より高い電球を付けてはいけません。

ちなみに、このW数は明るさの単位ではありませんが、W数の高さに比例して明るくなるため(白熱球の場合)、一つの目安にもなります。明るさについては後述します!

③白熱球 or LED電球

照明器具によって、どちらの電球を使えるかが決まっています。

白熱球が使える器具は、基本的にLEDも使用OK。
ただ、熱が逃げにくい形状の(電球部分が密閉されている)ランプの場合は、LED電球のなかでも「密閉容器対応のLED」がおすすめです。

「LED電球専用」とある場合は、LED電球を選びましょう。

④電球全体のサイズ

電球をすっぽりと覆うタイプの照明器具は、シェードと接触しないよう、電球のサイズにも注意が必要です。

接触の心配がない場合でも、サイズによってシェードからはみ出す可能性があるので、見え方の点でチェックしておきたいところ。

ちなみに、白熱球とLED電球とでは、放熱の関係でLED電球の方がサイズが大きいというケースも。

どちらにも対応する器具の場合は、サイズの違いも意識してみると良さそうです。

⑤調光式かどうか

照明器具の本体、または壁に調光用のスイッチがついている時は、電球も「調光対応タイプ」を選びましょう。

非調光タイプの電球を付けると、無点灯やチラつきの発生、故障の原因になります。

あとは好みと、使うシーンで選びましょう

電球の色

オルネ ド フォイユで販売している照明には、オレンジ系の色味でくつろぎ感のある「電球色」がおすすめ。

白熱球の場合は、基本的にどれも電球色です。

LED電球はバリエーションがあり、大抵パッケージに記載されています。詳しく見たい場合は「色温度(K)」の数値で判別できます。

明るさ

電球の明るさは、環境や目的、使用する灯数によって調整しましょう。

おすすめの目安としては、1灯のときは100W相当、他にも照明がある場合は60W相当。
1灯の場合でも、シェードのない、電球が見えるタイプのランプは眩しくないように、40W相当で良いかもしれません。

光の透過がポイントになる布製シェードなどは、明るめの方がきれいに見えますよ。

ちなみに、明るさはの正しい表し方はW(ワット)ではなく、Lm(ルーメン)という単位。

W数で明るさを判断するのは、白熱球が主流だった時代の名残で、白熱球は「消費電力が大きい=明るい」ためです。

LED電球のW数は格段に低いのですが、パッケージをよく見ると、分かりやすくするために「白熱電球◯W型相当」と表記されています。

光の方向

どこまで光が回るかの「角度」にもバリエーションがあります。

透過性のあるシェード、電球が見えるデザインの器具には、360°のタイプがおすすめ。

透過性のないシェード、ダウンライトには、180°のタイプが適しています。

電球のデザイン

電球も含めて一つのデザインとなっているようなランプには、見た目にもこだわって電球を選びたいところ。

ガラス部分の形を変えてみたり、フィラメント部分にデザインが入ったエジソンバルブランプもアクセントになりますね。

また、ガラス部分がクリアかホワイトかで「光の質感」も変わってきます。

透明ガラスのクリア球は、くっきりとした光で陰影が強めに出るのが特徴。例えば、インテリアのアクセントとして見せたいランプなどにおすすめです。

対して白色ガラスのホワイト球は、やわらかな光が広範囲に広がります。日常的に過ごす場所など、普段使いの照明と相性が良いですよ。

みなさんいかがでしたか?

オルネ ド フォイユには電球が付属しない照明もいくつかあるので、電球のお取り扱いも少し増やしてみようかと検討中です。

2023.8.28

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