洗面室を、おしゃれにしたい!

「毎日使う場所だし、おしゃれに見せたい」と思いつつ、日々使うアイテムで生活感が出やすい洗面室。

こだわり始めると費用もかさむし、そもそもおしゃれに見せるにはどうすればいいの…?!

そんなお悩みをベースに、今回は洗面室のおしゃれについて考えてみたいと思います。

目次
おしゃれな洗面室って?

「出しておく」もの、「しまう」もの
 - 揃える
 - まとめる
 - 場所をつくる
 - 飾る

洗面化粧台のデザイン

ミラー選び

おしゃれな洗面室って?

おしゃれに見える洗面室には、下記の2点が言えると思います。

  • 全体的な色やテイストに統一感がある
  • 基本は「隠す収納」で、見せるもの・見えるものは厳選されている

必要なアイテムが多い場所だからこそ、「出しておく・しまう」のメリハリを考えないと、生活感が出やすくなってしまいます。

「出しておく」もの、「しまう」もの

よくある「洗面室/脱衣室/ランドリー」を兼ねる洗面室の場合、ざっと挙げるだけでこれだけのアイテム数が一箇所に集まります。

〈洗面室〉
洗面化粧台、ミラー、手拭きタオル、タオル掛け、ハンドソープ、歯ブラシ、歯磨き粉、ドライヤー、スキンケア用品、メイク用品

〈脱衣室〉
足拭きマット、バスタオル、洗濯物のかご、バスタオル掛け

〈ランドリー〉
洗濯機、乾燥機、洗濯ハンガーやピンチ類、洗濯ネット、洗剤各種

ライフスタイルによって、バスローブをかける場所が必要であったり、洗面室にゴミ箱を置きたい、メイク用品は別の場所でOK、など違いがあるでしょう。

そして「出しておく」ものと「しまう」ものの仕分けも、人によって差があると思います。


「しまう」ものについては、まずは洗面室のどこに収まるのかを考えてみましょう。ただ全部は収納しきれなかったり、しまい込むと使いにくい場合もありますよね。

そんな時は、「揃える」「まとめる」「場所をつくる」の3つを考えてみると良いです。

揃える

見せたいわけではないけれど「見えるもの」は、色やサイズが揃っているときれいに見えます。

「洗濯ハンガーの形やメーカーは違っても、色は白を選ぶ」
「タオルは家族ごとに色分けするけれど、同じブランドで揃える」
など、

自身のライフスタイルで無理のない範囲で、方針が決められると◎。後から買い足す時にも迷わずに選べます。

まとめる

同じタイミングでつかうものはまとめて収納する、というのも収納の基本。


洗剤のストックは1つの箱にまとめて、ついでにハサミも入れておくと、詰め替えをする時に便利ですよ。

また、アイテムの見た目を揃えるのが難しい場合、「一つにまとめることで揃っているように見せる」というのも一つの手です。

場所をつくる

ものの住所(戻す場所)を決めておく、というのも重要なポイント。

とは言え、慌ただしい朝に使ったヘアアイロンなど、すぐにしまえないこともありますよね。

毎回は元に戻せなかったとしても、最終的にしまう場所は確保しておきましょう。

定位置が決まっていないと、空いた場所にはまた別のものが入ってきて、戻す場所がない…なんてことに。空いているように見えても、他のものを詰め込むのはぐっと我慢!

飾る

しまうものが整ったら、見せる部分を考えていきましょう。

スペースに余裕があるなら、小さなグリーンや小物、香水の瓶などをディスプレイすると素敵です。

ストーン素材のプレートや陶器のトレーなど、何か一つ下に敷くとディスプレイとしてまとまりが出て、よりおしゃれな印象になりますよ。

また、タオル掛けやハンドソープなどの必ず目に入るものについても、デザインをこだわりたいところ。

こだわると言っても、凝ったデザインを選ぶというより、あくまで「テイストを合わせる」ことが大切です。

全体で見た時に仲間はずれな感じがしないか、すっと馴染むかどうかを考えてみてくださいね。

洗面化粧台のデザイン

洗面室で存在感を放つものといえば、洗面化粧台。

はじめから形や色が決まっていて選べないこともあると思いますが、新築やリノベーションで人気があるのは下記のようなもの。

  • カウンター下をオープンにして自由に使いたい
  • ドレッサースペースを付けたい
  • タイルを取り入れたい
  • ボウルは置き型タイプが素敵!

洗面化粧台には大きく分けると次の2種類があります。

1.住宅設備メーカーが販売している商品

  • サイズやデザインのバリエーション、オプションなどの規格がある程度決まっているので、選びやすい。

  • メーカーによっては「松竹梅」のように価格帯や機能が異なるシリーズをいくつか持っていることもある。

2.造作の洗面化粧台

  • 洗面ボウル・水栓・カウンターの形状や素材など、自由に組み合わせを選んで作ることができる。


  • 自由度は一番高いが、コスト高になる場合も。


住宅メーカーや工務店で家をつくる場合は「基本のセット」が決まっていて、「変更は不可」あるいは「変更は可能だが差額あり」というパターンが多いです。

また、造作の洗面化粧台は「誰がプランして誰が取り付けるのか」がはっきりしないと、採用が難しい場合もあります。

金額も小さくはないので、洗面化粧台そのものを自由に考えたい場合は、早めに希望を伝えておくことをおすすめします。

洗面ボウルは壁付けし、造作の収納やカウンターは作らず手持ちのものを利用することで、コストを抑えつつ好みのテイストにする方法も。

ミラー選び

どんなミラーを付けるかによっても、印象が大きく変わります。

住宅設備メーカーのものだと、ミラーの背面に収納が付いた三面鏡タイプなどが、基本のセットとして用意されていることが多いです。

「収納はいらないし、1枚もののミラーの方がすっきり見えて良いな」という場合は、オプションの中から変更したり、お気に入りのミラーを自分で用意してもいいと思います。


セット品以外から自由に選ぶ場合に気をつけたいのが、ミラーの腐食について。

水気や湿気の多い洗面室では、防湿加工がされていないミラーの場合、端の方から黒や茶色っぽく腐食することがあります。

こまめに拭きあげてお手入れする、いずれ買い替えることも見据えて取り外しできる方法で壁に取り付ける、など気をつけておきましょう。

みなさんいかがでしたか?

家づくりの中では、ちょっと後回しにされがちな洗面室。

小さなスペースであったり、他の部屋とは独立している場所であるからこそ、好みのテイストに振り切って空間づくりするのも楽しいですよ。

自分なりのルールを見つけて、おしゃれな洗面室を目指すヒントになれば幸いです。

2024.3.29

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