オルネ ド フォイユで最も古株のスタッフチノは、
南ドイツに住んでいます。
海外暮らし、いいですよね。
外国に行くのは、ちょこっとハードルが高いこの頃ですし、
海外の風を運んできてもらいましょう。
オルネ ド フォイユで最も古株のスタッフ
チノは、南ドイツに住んでいます。
海外暮らし、いいですよね。
外国に行くのは、ちょこっとハードルが
高いこの頃ですし、
海外の風を運んできてもらいましょう。

ドイツ在住スタッフ・チノ

2005年よりドイツのミュンヘンに在住。リモートワークでWEBショップの制作を担当しています。旅行、山歩き、甘いものが好き。

01「冬が来る前に」

短い秋が過ぎ去り、10月の終わりに夏時間から冬時間へと切り替わります(※1)。日に日に日差しが弱々しくなり、気温もぐっと下がって、いよいよ冬の到来を感じる11月。

ギリギリまで頑張っていたカフェのテラスやビアガーデンも、段々と姿を消していきます。

灰色の日々がやってきて、おうちに閉じ込められる前に、できるだけ日光と野外の空気を楽しもうと、隙を見ては散歩やサイクリングにいそしむこの時期。

今回は、そんな日常の散歩で見かけた、季節の移り変わりの風景をお届けします。

 

※1 欧州のサマータイムは廃止の方針が決まったのですが、詳細について各国が合意に至っていないため、当面今まで通り施行されている状況です。本当に止めるのかな?

秋。
自宅で仕事中、窓から青空や日差しが見えると、
散歩に行きたい誘惑に駆られ、気持ちがそわそわ。
昼休みに外に出てみると、公園や広場では、
散歩や日光浴する人を多く見かけます。

ドイツでは紅葉を見に遠出しよう、という話を
あまり聞かない気がするのですが、それは街中でも
十分綺麗な紅葉を見られるからかもしれません。

街路樹は大きく、公園や緑地は自然に近い形で
管理されているので、近所の紅葉でも見応えがあります。

ミュンヘン市中の紅葉は、主にセイヨウボダイジュ、
カエデ、ブナ、マロニエなど。ほかに、オークやポプラも。

落ち葉の絨毯をザクザク踏しめて歩くと、
不思議と楽しい気分になります。
それにしても、この量!
毎年これだけの葉っぱを生み出して、
光合成をし、秋には土に還す。
木の生命活動のサイクルに、あらためて
思いを至すのも、落葉の季節。

紅葉の最後の輝きが、心に染みます。
この美しさは、厳しい冬に入る前の、
自然からの贈り物ですね。

自然だけでなく、駆け回る犬たちや
元気な子どもたちの姿に癒されることも。

ずっと朝のような。
あるいはずっと夕方のような。
そんな冬の光。

そして灰色の世界へ...

でも、冬も嫌いじゃないです。
グレーはグレーでも、灰色の毛布のような
安心感が、冬にはあると思います。

ただ、手足の冷えには悩まされますね。
足が冷たくて寝付けない、とならないためにも、
散歩は欠かせません。

寒くても、ビアガーデンに陣取る人々。
開いてるうちは、お客も頑張ります。

紅葉、そして落葉。
季節の変化を日々、実際に目にすることで、
次第に、いつのまにか、
冬を受け入れている自分がいます。

そしてまた、クリスマスシーズンが巡ってきます。

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